人前式とは?
人前式(じんぜんしき・ひとまえしき)は、キリスト教や仏教、神道など信仰する特定の神仏に結婚を誓うのではなく、家族や親戚、友人などの参列者に証人となってもらい結婚の宣誓をおこなう挙式スタイルです。人前式は、決まった形式がないため結婚するふたりが独自の演出やプランニングを考えることができます。ただし、セレモニー(儀式)であることを忘れないようにしましょう。あまり羽目を外し過ぎると結婚式自体が軽いものになってしまいます。
人前式 誓いの言葉
キリスト教式や神前式、仏前式と違いオリジナルな挙式スタイルである人前式ですから、誓いの言葉も自分たちらしい言葉で演出したいですよね。誓いの言葉は人前式の見せ場でもあるわけですからどんな言葉にしたらいいのか迷うと思います。誓いの言葉をオリジナルにしようと意識しすぎてあまり崩しすぎると浮いてしまいます。誓いの言葉は宣誓ですから、オーソドックスな文章にふたりで考えた言葉を加えるという形が良いと思います。
誓いの言葉・例文1
わたしたちふたりは本日ご列席をいただきました皆様方を証人として、結婚の宣誓をいたします。いついかなるときもふたりで協力し合い幸せで温かい家庭を築いていきます。
誓いの言葉・例文2
私(新郎の名前)と私(新婦の名前)は、本日、ご列席いただいた皆様方の前で結婚の宣誓をいたします。これからは、何事もふたりで話し合い、心をひとつにして明るい家庭を築いていきます。
これらのオーソドックスな文章にオリジナルの言葉を付け加えると意外と簡単に誓いの言葉ができあがります。
誓いの言葉・オリジナル例文 新郎
(新婦の名前)さんのために一生懸命仕事をします。仕事だけでなく家事や育児にも協力します。毎日必ず愛してるよと言ってキスをします。浮気は絶対しません。イタリア料理が好きな(新婦の名前)さんのために月一回はおいしいレストランに連れて行きます。
誓いの言葉・オリジナル例文 新婦
(新郎の名前)さんのためにおいしい料理を毎日つくります。(新郎の名前)さんが幸せ太りしないよう健康管理をきちんとします。マイホームが持てるよう家計のやりくりを上手にします。きれい好きな(新郎の名前)さんのためにお掃除を毎日します。
誓いの言葉はふたりで声を揃えて読み上げるパートと、新郎新婦が別に読み上げるパートをつくるとオリジナリティーが増します。誓いの言葉は参列していただいた方たちにはっきり聞こえるように大き目の声で読み上げるようにしましょう。
人前式 演出
人前式の演出で人気があるのはやはりフラワーシャワーやバブルシャワーですね。教会からでてくる新郎、新婦に花びらやシャボン玉をとばして祝福をする演出です。結婚式の当日が雨でなければバブルシャワーがおすすめです。新郎、新婦が出てくる前に参列者に少し練習してもらうとうまくいきます。参列者の方も童心にかえって楽しめるのが良いところです。シャボン玉がはじけて服についてもシミになりにくいバブルシャワー用のグッズなども売っています。
人前式 流れ
人前式は特定の決まりごとがない自由な挙式スタイルですが、それでは漠然とし過ぎて何をしてよいかわからない方もいるでしょう。そこで、一般的な人前式の流れを簡単に説明したいと思います。立会人・新郎新婦の入場 → 立会人の紹介 → 開式の辞 → 誓いの言葉 → 指輪の交換 → 結婚証明書又は結婚宣誓書に署名 → 結婚成立の承認 → 新郎、新婦の挨拶 → 閉式の辞 → 新郎、新婦退場